近頃は、介護業界にも続々とベンチャー企業が進出してきています。
これまで散々、きついわりには薄給だと言われてきた介護業界ですが、その汚名を返上するべく、大きな産業へと成長しようとしています。
そんな介護業界へ転職するのには、ちょっとしたコツがあります。
介護業界で一番気になっているのは、給与の問題でしょう。
介護職は給与が低いことで問題視されてきましたが、2019年4月に初めて介護職員の給与が30万円を超えたと話題になりました。
これは、介護職員処遇改善加算を取得する事業所が増えたことも関係しています。
介護職員処遇改善加算とは、介護職員の給与を上げるために導入された介護報酬で、キャリアパス要件や職場環境要件を満たすことで受け取ることができる制度です。
介護職員処遇改善加算の中でも、とくに「加算1」を取得している事業所は、給与が高い傾向です。
また、キャリアパス要件には、経験や資格を取得することで昇給できる仕組みを作るという条件も盛り込まれています。
そのため、転職の際にはその事業所が「加算1」を取得しているかどうかが転職後の明暗を分けるということも考えられます。
新規参入したベンチャー企業の場合は、いち早くこれを取り入れている場合が多く、その他にも、今までの介護業界になかったことを始めていたりと、いろいろと期待が持てます。
もしも今までの古い介護業界に懸念して転職に踏み切れなかったのなら、介護職員処遇改善加算の「加算1」の有無を調べてみるのが、転職を成功させるコツとも言えます。